2004年4月17日 花のちから
先週、宝塚のYさんが持って来てくれた十二単(じゅうにひとえ)とクリスマスローズは、まだとても元気に咲いている。単純にうれしい。

(R・Y)


2004年4月14日 みんなの協力

朝から雨。
S君は来られないかなぁ・・・と思っていたら車椅子ごと着られるカッパで来てくれた。

S君は先週からホームページ製作などをボランティアで手伝ってくれている18歳。
今年の春、高校を卒業したばかりだ。筋ジストロフィーのため車椅子で通って来てくれている。

パソコンの知識は並ではない。
アナログ人間の私は話について行けません。

電動車椅子というのは間近で見たことがなかったが、すごいマシン。
S君はそれを自在に操って狭い事務所内を移動する。
その運転技術にただ見惚れてしまう。

車椅子メーカーのホームページをS君に見せてもらったが、種類の多さと、その美しくて機能的なデザインに驚く。S君は「このホームページ見てるときが幸せなんですよ〜。」とうれしそう。

事務所に入るときに段差があるのでスロープが欲しい・・と言っていたら今○庵の営繕部の人が「できたで」と持って来てくれた。
なんと一枚板のスロープ! ひぇ〜!上等すぎる!
S君も「今までの中で一番上等なスロープや。」と言っていた。

また、電動車椅子は高さがあるため普通の机では低すぎて作業できない。先週は本を重ねてその上にキーボードやマウスを置いて仕事をしてもらった。

そしたら今週の月曜日にスタッフのYさん(上の写真の左の人)が「できたで」と、これも木製の台を作って持って来てくれた。

Yさんは、自分の家にも囲炉裏を作ったり、ウッドデッキを作ったりする日曜大工のプロ。
車椅子を動かすレバーの部分を入れる凹みもちゃんとついている。
今日、S君がそれを使ってみると、ぴったりのサイズ!快適に仕事をしてもらえた。

S君の通勤に付き添うボランティアのM君は大学を卒業したばかりの好青年。
朝、いっしょに来て、夕方また迎えに来てくれる。

先週は事務所の近くの大徳寺(だいとくじ)を歩きまわって「初めて行きましたが、なんか、めちゃめちゃよかったです!」と言っていた。
今日は雨で、しかも傘をレンタルビデオ屋さんで盗まれたとかで「ずっと喫茶店にいました・・・。」と疲れた様子。 でもニコニコしながらまた二人で楽しそうに帰っていった。

和の学校は本当に多くの人の協力で支えられている。感謝いたします。ありがとうございます。
(R・Y)




2004年4月10日 桜のじゅうたん

桜もそろそろ終わり。はらはらと散る様子も美しい。

今日は朝からボランティアのYさんが来てくれた。宝塚から電車を乗り継いで来てくださっている。
「庭に咲いたので・・」と持って来てくださったのは十二単(じゅうにひとえ)とクリスマスローズ!
十二単は最初、くたっとなっていたが水切りをして水に入れておくとシャキッとなった。紫色がきれい。
部屋に花が少しあるだけで、こんなにも優しい気持ちになれるんだなぁと思う。

しばらくするとU君も来てくれて三人でもくもくと仕事をする。

夕方、外を見ると・・・桜のじゅうたん!

ネコがうすい桜色の中でころげまわっている。U君もいっしょになって遊びだした。

風が吹くと、さらさらさらーという感じで花びらが舞い落ちる。桜吹雪の中に立つなんて、ちょっと貴重なひととき。

こんな風景を見ると、また元気がわいてくるような気がする。(R・Y)



2004年4月3日 明日は清明

明日は二十四節気のひとつ、清明。メールマガジンを発行する。
毎回この文章には苦労するが、やはり今の季節は桜でしょう。

桜の花のことをいろいろと書いて配信する。
この事務所のまわりをうろうろしているネコちゃんも桜の木に登ってお花見。

メールマガジンを発行したら、いつも和の学校の理事である大阪国際大学の高橋尚美先生が「校正」をしてくださる。
今回も何ヶ所も見つけてメールをくださった。
殺人的にお忙しい方なのだが 「離れていてもボランティアに参加させていただきます!」と仕事の合間を縫って校正係を買って出てくださっている。
その目の鋭さにいつも「ありがたい〜」と手を合わすのみ。

今日もボランティアのU君とMさんが来てくれて手伝ってくれた。
Mさんはお茶のお稽古帰りに寄ってくれたが、なんと着物に「たっつき」というモンペのようなものをはき、自転車で颯爽(さっそう)と現れた。

この「たっつき」を脱ぐと普通の着物姿になるのだそうな。 すごいすごい!
「着物で自転車に乗りたい〜、って言ってたら、これを作っているところを紹介してくれはったんです。」とのこと。

なんとも自由な発想で、見ていてラクチンに思える。
こんなふうにみんな自由に着物を着たらいいんだよなぁ。

今の暮らしに和を取り入れるって、難しく考えずにこんなふうに考えられることも、とても大切なことなんだと思う。
(R・Y)


2004年4月1日 花の宴・・・

突然「花見をしよう」ということになった。
忙しいんだけど「やっぱり和の学校は季節を感じなければ!」などと適当に理由なんかつけてやってしまった。

本当に突然だったので近くの人にしか声をかけられなかったが、それでもこういうときにはみんなバーッと動くものだ。U君は早々と行って場所とり。
アウトドアやってる人(私だけど)はテーブルと椅子とランタンを用意するし、美味しいもん知ってるMさんは地元の「○○のお稲荷さん」とか「××のから揚げ」とか「△△のお惣菜」とか買ってきてくれた。お菓子屋さんに勤めているKさんはデザートとして桜にちなんだ和菓子を持って来てくれた。総勢6人のこぢんまりとした桜の下の宴会。

写真は場所とりをしてくれていたU君が撮ったもの。賀茂川の出雲路橋(いずもじばし) のほとりは桜も良いしトイレも近くにあるため隠れた花見名所。
約2時間待っていてくれた彼は、私たちが現れたとたんトイレに駆け込んだ。ガマンしてたのね。申し訳ない!!しかもじっとしていたから体が冷えてしまい、唇が紫色。コートとマフラーを貸してあげたが、それでも寒いらしく「走ってきます!」と賀茂川のほとりをダッシュしてた。

円山公園など花見のメッカでは大学生がこういった場所トリのアルバイトをしているらしい。ブルーシート1枚で1万円なんだって。

ともあれ、わいわいとくだらない話に笑い、ときどき桜を見上げて酒を飲む、正しい花見の宴会となった。

例によって記憶をなくす人も出て(私だけど)結局やはり、いつもボランティアさんたちの方が人としてきっちりしているということがわかった一日だった。
「楽しかったですね!またやりましょう!」と翌日に明るく言ってくれたことがせめてもの救いです。すんません。
(R・Y)


2004年3月31日 おでん屋開業?

よい天気だったが肌寒い。
和の学校の目の前に
立っている桜は8分咲きくらい。 「夕方になったら事務所の前に屋台を出しておでんでも売ったらええなぁ。」などと言う人もいる。
事実、和の学校の事務所は「この狭さが落ち着く」と夕方になると、ちょこちょこと人が寄っていくのでお酒でも出したい気分になる。
とにかく、人が集まるというのは良いことだと思う。 (もちろんおでん屋はできませんが)

6時以降になると、ボランティアスタッフが仕事帰りにときどき寄ってくれる。
今日来てくれたのは狂言を習っているMさん。
和のことが好きで休日には着物を着たりして楽しんでいるとか。差し入れに「大学イモ」も持って来てくれた。働いていただいて、おやつまで頂いて・・ありがとうございます(涙)!残業には助かります!

インターネットの通販で安く買った無地の封筒に和の学校のハンコを押してもらう。
いずれは印刷した封筒を作る予定だが、しばらくはハンコでいこうと思う。ケンヤク、ケンヤク。

Mさんは素早く黙々とハンコ押しをして、あっというまに仕上げてしまった。 素晴らしい。
日々、ボランティアの方々に助けられていると実感するのであります。感謝。(R・Y)



2004年3月30日 遺文集刊行

和の学校を立ち上げた故伊住政和校長の遺文集「エンプティの時間」が刊行された。(淡交社刊:定価1800円+税)
「伝統は革新の連続である」という帯がかっこいい。 (書店にありますので一度手にとってみてください。)

ページを開くと真面目な顔をした伊住校長の写真が数枚出てくる。笑顔の写真も少し欲しかったな。笑顔がとても素敵な人だったからなぁ。


今日は伊住校長の写真をこの事務所に飾るために、秘書だったMさんにネガを借りた。 そっちの写真は微笑んだ写真。これからの私たちの活動をずっと見ていてもらわなくっちゃ。(R・Y)


2004年3月25日 事務所開設

和の学校がNPO法人となって約2ヶ月。
今まで株式会社ミリエームに間借りしていたが、別の場所に事務所を借りることになった。
引越しは昨日ほぼ終了。

職員は2名。ボランティアスタッフは入れ替わり立ち代りいろいろな面でサポートしてくださる。
立派な看板はボランティアとして来てくださっている書道の先生、Kさんが書いてくださった。美しい!

今日はこの赤いポストに初郵便、それから佐川急便さんが初荷物を届けてくれた。
小さな打ち合わせスペースもあり、そこに初お客様も来られた。 今日はいろいろとお初の日だ。 なんだか事務所という実感がわいてくる。

これからお客さんがどんどん来て、大忙しになりますように。 (R・Y)





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