2005年2月22日 どこでも日本文化

和の学校の理事で、いつも和の学校のチラシを持ち歩き、あちこちで宣伝してくださっている大阪国際大学の高橋尚美先生が入院された。

幸い治療も順調に進み、1週間で退院されることになったとのことで、昨日、仕事帰りにお見舞いに伺った。
高橋先生曰く
「いつもは遅くまで仕事したりしてバタバタしてますけれど、ここでは規則正しくごはんもいただけるし本当に快適。入院生活をエンジョイしています。」とのこと。いつも前向きだなぁ。

先生は毎日お抹茶を欠かしたことがないというほどのお抹茶好き。それは病院でも同じ事。
茶碗と茶筅を両手に持ち、病院の廊下を歩く姿は、なかなかカッコいい。

昨日は、偶然にも元教え子のKさんがお友達のお見舞いで来られていたところにバッタリ出会った。
「先生!」と呼ぶ声に「こんなところで会うなんてねぇ!」と高橋先生もびっくり。。

私もKさんが在学中に大阪国際大学に取材に伺っているので「高橋先生の優秀な愛弟子」という印象が残っている。
早速、談話室での小さなお茶会?が始まった。

いつもは和服でびしっと決めている高橋先生も
今日はピンクのパジャマ姿。(柄はブタさん)
Kさんのお友達も明日退院とのこと。元気な入院患者たちです。
お菓子はお友達が持っていたチョコレート。
久しぶりにお抹茶を飲むKさんは「美味しい!」と感激。
お友達も日本文化が大好きだとのこと。素晴らしい出会いに感謝!


作法ばかりを気にせず(もちろん作法も大切・・・Kさんの飲む姿の美しさを見てください)、どこでもどんな形でも良いから、自分なりに楽しむことこそ大切なことではないだろうか。

こんな風に気軽に茶の湯を楽しめるのは本当に素晴らしい!と思ったひとときだった。


もうひとつご報告。

2月11日、京都観世会館で、和の学校ボランティアスタッフのMさんが狂言の舞台に立った。

狂言が三度の食事よりも大好きというMさんが挑戦したのは「那須之語(なすのかたり)」という曲。一人舞台だ。
源平合戦、一ノ谷の戦での「扇の的」のお話。

Mさんの晴れ姿。後ろは彼女の師匠である茂山七五三氏。
普段よくみる「太郎冠者」などは登場せず、ひょうきんな場面もないが、大変迫力があり美しく爽やかな舞台だった。彼女自身も「納得のいく舞台だった」と言っていた。いやーよかった!

狂言は男性のみの世界だと言われているが、彼女の舞台を観ていると本当に素晴らしく、女性の狂言も良いものだと思った。
Mさん、これからもがんばってくださいね〜!

こんなふうに和の学校に関る人々は、みんな自分なりに日本を楽しんでいる。

どこでもどんな形でも楽しもうと思えば楽しめる日本の文化。
まずは触れる機会を作ることが大切だ、と思うこの頃だ。(R・Y)
 

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2005年2月2日 伊住校長三回忌

ずいぶん日記を書いていなかった。日記とは言えません。

見てくださっている皆さま、申し訳ありません。

今日は和の学校創設者の伊住校長の三回忌。今日の雪を見て「あの日も寒かったな」と思い出す。

事務所にある伊住校長の写真。毎朝「おはようございます」と声をかけて仕事を始める。

もう2年も経ったんですね。いろいろありました。
がんばっているつもりですが、でも和の学校はまだまだです。
これからも 見ていてくださいね。
和の学校事務所の前も真っ白。こんなことは初めてなので写真を撮ってしまった。
雪国の方にはなんでもない風景なんだろうけれど。
 

ここのところ、かなり丸々と太ってきた半ノラ半飼い猫のクロも雪にびっくりしている様子。

こんなたくさんの雪は初めて見るのだろうなぁ。
足が冷たいだろうなぁ。

でも、白い雪に黒い猫はなかなか絵になる。

 

随分時間が経ってしまったけれど、今までこのページに掲載しようと思って撮ってあった写真をご紹介しなければ。
その1
(平成16年9月に撮影)

左の写真はボランティアスタッフFさんの手作りカード。

アメリカ留学中の大学生Fさんは「夏休みに日本に帰るので、そのときにボランティアさせてください!」とメールをくれ、夏には実際に大いに協力してくれた。

彼女は建築の勉強をしていて卒業制作で悩んでいると話していた。

どんなことをしたらいいのか・・・何から手をつければいいのか・・・と悩む彼女に「何が好きなの?」と聞くと「手作りのカードを作るのが好きです。」と言った。

「何でも楽しんでやることが大切だよ。自分が楽しめないと良いものは出来ない。他の人にもそれは伝わるよ。悩んでいるんだったら好きなカードを作って、手を動かしてみたら?そしたら何かつかめるかもしれないよ。」と言ってみた。
他に日本の建築や空間の取り方、美意識のことなども私たちなりに話したと思う。

それから彼女はしばらく顔をみせず、日本で就職活動をしていたようだ。
子どもが好きな彼女は、英語を取り入れている幼稚園に就職が決まったとのことだった。

夏休みが終わる頃「アメリカに帰ります。」と挨拶に来た彼女が「和の学校に感謝の気持ちを込めて作りました。」と上のカードを持って来てくれた。

ノートも教科書も本当に開くし、机の上には落書きだってある。カレンダーもチョークも黒板消しもちゃんとある。
「すごーい!」感動する私たち。
「こちらでアドバイスを頂いてから、肩の力が抜けてアイデアがいろいろと出てきました。本当にここに来て良かったと思いました。」とFさん。

それを聞いて私たちもとても嬉しかった。
私たちも彼女の笑顔から元気をもらっていたし、協力して貰ってとても助かった。
お互いによかったなぁと心から思った。

アメリカに帰った彼女からメールが来た。
「12月に終わった卒業制作は、ものすごく納得いくものが完成し、教授や他の先生方からとても良いコメントを頂く事ができました。日本に帰ったら作品の写真など持っていきますね。」
日本の建築の考え方を取り入れた幼稚園を考えたとのこと。とても楽しみながら制作できたそうだ。

たぶん、もう日本に帰国し、今日から幼稚園の研修が始まっているのだと思う。
落ち着いたらまた事務所に遊びに来て欲しい。 卒業制作の写真を見るのがとても楽しみだ。

下は他の手作りカードを見せてもらったときに撮ったもの。母の日のカード。いいでしょう?

その2
(平成16年10月に撮影)
右の写真は、和の学校の会員の方へお送りしている会報誌を折っているところ。秋号の時の写真。

作業をしてくれているのはボランティアスタッフのYさん。宝塚から週に一回のペースで来てくれている。大変熱心な茶人でもある。

封筒の宛名書きは、書道の先生でボランティアスタッフのKさんが美しい文字で書いてくれる。

このように新聞制作、宛名書き、切手貼り、折り、封入などなどすべて手作業。

そうそう、Yさんが折っている台は、和の学校事務局のYさん(前出の車椅子にカタログを入れる枠を作った人)の手作り。これがあるときちんと折れるし作業も格段にはかどる。
このような折り用の台が二種類あって、とても便利!
ボランティアのYさんは「こんなの、きっと他でも必要としている人がいますよ!売りましょう!」なんて言っていました。

冬号のときの写真は撮っていないが、やはり同じような状況。
あのときはYさんとMさんの二人に応援に来てもらって、やっとこさ投函できた。

このように相変わらず、ボランティアスタッフの方々に助けられている日々。

今年は大人に向けた生涯学習の講座も展開するし、子どもに向けた体験教室も展開する。
事務所だけでなく外での活動が広がっていく。

多くの方の協力が必要だ。そしてもっと多くの方にこの活動を知ってもらい、参加してもらわなければ。
そのための工夫と努力をしなければならない。

がんばるぞー!伊住校長!見ててくださいねー! (R・Y)



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