【香道】

茶道、華道など多くの伝統芸道が成立した室町時代、香りの世界でも、志野宗信や三 條西実隆らによって「六国五味」の法が定められ、香木を用いて聞香する「香道」が 確立した。

「香道」は一定の作法のもとに香木をたき、たちのぼる香気の異同 によって、古典的な詩歌・故事や情景などを鑑賞する文学性・精神性の高い芸道。
現代は、和歌や物語文学の世界を主題にした〈組香〉が主流。
そこでは、いくつ かの香木がたかれ、香りを聞き分けあいますが、単に点を競うだけでなく、あくまで も香りで表現された主題を鑑賞し、その世界に遊ぶのが目的になっている。

繊細な感性を持つことにより、王朝時代から現在まで流れ続けてきた美意識を、主と客の間に 共有することができる。


(文・写真提供:鰹シ栄堂)


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