■能の役柄

シテ 一曲の主人公の役柄
ワキ シテの相手役でシテの物語や演技を引き出すのが主な役割。現実の人間、しかも男性役に限られる。
シテツレ シテの助演者。同伴者であることが多い。
子方 シテ方の少年の演じる役。役柄は必ずしも子供に限らず貴人、英雄である場合もある。
ワキツレ ワキの助演者。同伴者である場合が多い。
間狂言の略で、おもに前場と後場の間に登場し、物語の筋をわかりやすく語るなどの役割をする。
後見 演技者を補佐する重要な役。作り物の出し入れもする。
地謡 合唱団で普通八人から成る。後列の一人が地頭(地謡の統率者)である。




■役柄と流派

専門
諸 流
職 能
立方 シテ方 観世 宝生 (上掛かり)
金春 金剛 喜多 (下掛かり)

・シテ、シテツレに扮する
・地謡を担当する  ・子方を演ずる

ワキ方 宝生 高安 福王 ・ワキ、ワキツレに扮する
狂言方 大蔵 和泉 ・能とは独立した「狂言」を演ずる
・能の中では「アイ」に扮する
囃子方 笛方 一噌 森田 藤田 ・能の囃子を受け持つ

・狂言の囃子を受け持つ
小鼓方 幸 幸清 大倉 観世
大鼓方 葛野 高安 大倉 
石井 観世
太鼓方 観世 金春
備考 後見の役は各役にあり楽器の準備、装束付、等はそれぞれの専門内で行う