子別れ

腕はいいが少々遊びが過ぎて女房子と別れた大工の棟梁が、愛児を偶然見かけたのがきっかけで女房とよりをもどすという噺。世界は明治期である。江戸前の気風の良さと、昔の庶民の心映えの美しさを描いている。故六代目三遊亭円生が絶品だと思う。上方でも「子は鎹」の名で故六代目笑福亭松鶴、故三代目桂文我がやった。不思議なことに上方では大工の棟梁ではなく、女房の側から描く演出に変わっている。