日本には様々な服飾、染織の文化があります。それらをここではまとめていきます。

(学研「新世紀 ビジュアル大辞典」より)

(学研「日本タテヨコ JAPAN AS IT IS」より)



【和服】

日本在来の衣服。
直線裁ちで前合わせ、または肩からはおる形の和風の被服の総称。
朝鮮半島・中国・インドなどアジア各地の様式を消化し、平安時代に固有の服装として成立した。

■着物の変遷
一般的には羽織やコートを除いた、いわゆる長着(前でかき合わせて帯で締める現在の着物)を指すことが多い。
長着の型が成立したのは奈良時代のことだが、平安時代の頃までは下着として着用されたものだった。
その後、ズボンと袴と合わせて着る表着となり、室町時代に男女とも袴が省略されて、今の着流しが一般的になった。
江戸時代に入ると 、着物は、特に男性の場合、封建社会の身分制と結び付き、さまざまな規制を受けるようになる。
例えば、白無垢の肌着は大名でも嫡男だけにしか許されず、一般武士でも綸子(りんず)は着ては
いけないことなどである。
一般民衆は麻か木綿を着用した。
しかし、町人の経済力が増すにつれて江戸時代末期から徐々に服装の自由化が進む。
明治に入ると、皇族、軍人、官公吏、学生と順を追って洋服化が進み、一般にも普及した。