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銅鍋の中で調合された材料(水飴と砂糖)を直火でゆっくりと煮詰めていきます。
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上の透明な部分が水飴、白い部分が砂糖です。
真中にぶら下がっているのは温度計です。飴の温度は、温度計と自分の歯の噛み具合で判断します。
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千歳飴の場合は140度迄煮詰めます。丁度材料が混ざりあって白くなっています。
これ以上高くなる(160度くらい)と固い飴、低くなる(100度くらい)とキャラメルのような柔らかい飴が出来あがります。
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これは冷却板です。鉄板の中に水が流れているので、熱い飴も一気に冷やすことができます。
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火からおろした熱いままの飴を、すぐに冷却板に流し込みます。 飴はまだ白い状態です。
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数分で飴は透明になっていきます。冷却板から飴を剥がし、千歳飴の中心部になる白い部分とそれを包む透明の部分に分けておきます。 |
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千歳飴の中心部になる白い飴に、若干の色付けをし、あらかたこねておきます。手前にあるのは透明の部分用です。
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製白機ですばやく飴を練ります。飴の中に均等に空気を含むことにより、飴はだんだんと真っ白になっていきます。乱反射によってさらに白く見えます。 |
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| 千歳飴の回りの透明な部分になる飴を伸ばしておきます。 |
製白機によって白くなった飴の形を整えておきます。 |
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伸ばされた透明な飴の上に白い飴をのせ、綺麗に包み込んでいきます。
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豊松堂さんの千歳飴は、三角の棒状の物をねじっていくのが特徴なので、この段階でしっかりと三角形に形を整えておきます。
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| 三角形の頂点に衣裳付けされる赤い飴を三本準備します。 |
三角形の頂点に一本ずつ赤い飴を手早く付けていきます。 |
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これは吊り火といいます。飴はすぐに固くなってしまう為、ほとんどの作業が、この吊り火の下で行なわれます。火の下での作業は、熱くもありたいへんな作業です。
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さて、ここからがご主人の腕の見せどころ。魔法のように、ご主人の手からどんどんと三角形のまま引出されていきます。 |
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| 隣ではその引出された一本の飴を、同じリズムでねじっていきます。 |
手早くリズミカルにねじられていきます。
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間を置くことなくねじられた飴を、同じ寸法にカットしていきます。三人の作業リズムがぴったりと合わさっています。
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実はこのリズムも、他の作業加減に気遣いながら、ご主人が飴を引出す速度を調整していたのです。 |
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| 飴を切るのは、包丁と木槌を使用します。切り口がかけたりすることのないように、小気味よくカットしていきます。 |
出来あがった飴が並べられていきます。しゃきっとした輝きのある千歳飴の出来あがりです。ここ迄の作業時間約一時間。出来あがりにして約600袋です。 |
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| 飴は二本ずつセットされ、袋詰めされます。すべて手作業です。 |
袋詰めされた飴は、その日のうちに神社や幼稚園などに配達されます。 |
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七五三では子供達がとても楽しみにしている千歳飴。それには豊松堂さんの子供達の成長を願う気持ちが、 一本一本に込められているのです。
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四代目御主人 田中 昭次さん
“飴はゆっくり夢をみる” をモットーに、お客様に喜んでいただける飴を、創意工夫を加えながら、真心こめて作りつづけられておられます。
特に千歳飴の場合は、ご主人自らが千歳飴を神社に納められ、神前にてお祓いを受けられます。
ご自分で作られた飴に、お祓いを受けることにより、罪、けがれ、災いなどを除き清められるという、神のご加護を頂戴し、また子供の成長を願うご両親と同じ思いで、「この飴を食べて、どうぞ無事に成長してください。」というご主人の気持ちが、多分に込めらるこの千歳飴。「いつも身を引締めて、神聖な思いで作らせていただいてます。」という、
本当に優しい口調でお話くださるご主人のお人柄が、この真っ白なきらきらと輝く飴に映し出されているような気が致しました。
豊松堂さんの飴は、ご主人、奥さん、そしてこちらで修行されている職人さんの三人の手によって作られています。
甘い中でお仕事をされておられるせいでしょうか(お仕事自体はとてもハードなのですが)、皆さんとてもおだやかで、とても優しいまなざしの方ばかりです。
特に飴づくりは、時間をおくと飴自体が固くなってしまう為、てきぱきと作業をしていかなくてはなりません。三人の方が、お互いに皆の工程を見ながら作業される様は、後ろに音楽が流れているのでは、と思えるほど気持ちのいいリズムが流れておりました。
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