京唐紙の道具

昔ながらの道具と方法で京唐紙は作成されつづけています。

工房内の様子。和紙がある棚の反対側は絵の具や道具が収められています。
ふるい。
これに具(雲母や絵具)を刷毛で塗り、
板木につけます。
何種類かのふるいが吊るされています。
毎回、使うたびに、このふるいの枠に、ガーゼをフノリで貼り付けて使います。

板木 。朴(ほお)の木が多いとのこと。
これは「梅の丸」という柄、

よく使う板木は手摺りでもやはり傷むので再版はするそうですが、新しいデザインはほとんど起こさないそうです。

板木の裏には「天保八才(八年)丁酉五月 千田氏 大宮御所 御修復 入用 ・・・」とあります。
雲母(キラ)。名前の通り、キラキラ光るパウダー状の粉。
粗いものから細かいものまで種類があります。

この修学院あたりに雲母層があり、昔はここで採取されていましたが、現在はカナダ産とのこと。
「今でも掘れば、出てくるとは思いますけれど。」
この界隈には「きらら坂」 という地名があります。
雲母をつぶし直し、それを「ふのり(下の写真)」を煮溶かしたものと水で溶き、乳鉢でなめらかになるまで混ぜて使います。

雲母は銀のように光らず、襖に使ったときは一見無地のように見えます。
しかし、光のあたり具合で、柄が美しく陰翳をもって見えてきます。
棚には様々な色の「具(ぐ)」(絵の具)が並んでいます。
天然泥絵具 が中心です。
ふのり(布海苔)。
海藻の一種でこれを煮溶かして使います。
板木の蔵。江戸時代のものも含め、六百数十種類のものがあります。

和の学校TOPへ