(京都府宇治市)



窯出し

2002年3月5日

 

いよいよ窯の温度が下がり、窯出しの日を迎えました。寝不足気味の窯元の顔。今回の窯と松割木の炎、そして土との出会いはどうだったのでしょうか。扉を開ける瞬間から作品を手に取るまでの工程をご紹介いたします。





朝日焼の窯出しの一日をおいました。

窯出し
焼成の後、ゆっくりと時間をかけて自然に窯が冷めるのを待ちます。
いよいよ棚を引き出します。期待と不安がよぎる一瞬です。
棚が引き出され、皆の視線が集中します。

「今回はいい窯ですね。」の奥様一言に皆の表情が和らぎます。

窯の場所によって作品の表情もさまざまです。
豊斎氏の笑顔が見えました。
焼成の出来を棚ごとに撮影していきます。
温度の具合、焼け具合を記録し、次の窯焚きの参考にします。
胴木(どうぎ)の間と呼ばれる窯の一番手前にある部屋です。ここには炎の勢いが強くても大丈夫な作品、灰かぶりの作品が置かれます。
どんどんと作品が運び出されます。
豊斎氏の繊細な心と土と炎に対する思いやりがあってこそ生まれてきた朝日焼。
土のぬくもりの中に宿った気高さ。京の優美さと宇治の土の恵み、そして力強さが調和した美しさ。
土作りから始まり、ようやくひとり立ちできるまでに育ててこられた過程をご覧いただきました。

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