(京都府宇治市)



窯詰め

2002年3月1日

やきものを窯の焼成室内に詰めることを「窯詰め」と言います。
穴窯登窯の中で松の炎が融合し、朝日焼の特徴である「御本手」が生まれるため、炎の動きを予測した詰め方が重要となってきます。 詰め具合によって作品の焼成、窯変が大きく左右します。窯のどの部分に入れるか、作品の性質に区分けして配置していきます。ひとつひとつの作品が豊斎氏の手によって棚に詰められていく工程をご紹介いたします。





朝日焼の窯詰めの一日をおいました。
 
窯詰め
「ちょっと高さが足りない、ここには入る。」など作品の高さを考えて詰めていきます。
置いてみては入れ替え、思いのほか時間のかかる作業です。
「下駄」「はま」と呼ばれています。窯詰めするときに作品の高さを調整するために使用されます。
焼成中の釉の溶け具合や窯の温度を判断するのに色目(手前)とゼーゲル(奥)を窯の個所個所に置いていきます。

ひとつひとつ炎の流れを考えながら詰めていきます。

支柱と棚板で棚を作りながら、穴窯、登窯を合わせ約3,000点の作品が詰められました。
焼成部屋に入れます。
窯詰めまでのしんどかった思いも、この瞬間「窯に詰められた充実感、入れられなかった悔しさ、もう入れ替えは出来ない。」そんな気持ちで扉は閉められていきます。
「窯の中では炎の流れがあまりストレートに流れないように、作品にぶつかっては流れる、という複雑な炎の方がいい作品が生み出される気がする。」と言われます。一つの作品を置く場所を決定するまで、あっちへやったりこっちへやったりと時間が費やされてきました。扉が閉じられた瞬間から窯出しまで緊張と期待が続きます。


次はいよいよ火入れです。窯に火が入れられる瞬間から焼成までをご覧ください。



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