暮しのギャラリー
 
鞄 2月
鞄

年とともに出張が増えると、旅行のコツを覚えてくるものです。一番のコツはやはり軽い装備、最小限の手持ちで移動すること、でしょうか?しかし荷造りベタなぼくは、このポルシェのバッグをいまだにぽんぽこにふくらませて、日本列島、東西南北を移動しているのです。旅なれた人はカバンを見たらわかる─ともいいます。そして旅なれた人のカバンはやはりどこかイイナと思えます

このポルシェバッグを持ったぼくはいったいどんなふうに見られているのか、気にはなるところです。

鞄ところで、当社の営業部長にY君がいます。全国営業を一手に引きうけている彼は旅なれた人でもあります。にもかかわらず持っているのはいつも同じ重い重い四角いカバンなのです。しかしなんのヘンテツもないそのカバンも彼の努力の結果か最近味わいも出てきたように見うけられます。重いカバンの重労働を考えると時折あたらしいものも勧めてみますが、どうも一向に変わった様子もありません。

きっと彼にとってはあの重さこそカバン以上に必要なのかもしれない…と思うこのごろです

撮影 佐藤裕


1988年1月─ 錫の徳利 ─ 1988年2月─ 鞄─

1988年3月─ 弁当箱─

1988年4月─ ティーカップ─ 1988年5月─ 時計 1988年6月─ 石鹸入れ ─
1988年7月─ ビアマグ─ 1988年8月─ 濃青のカラフ─ 1988年9月─ どんぶり ─
1988年10月─菓子器 ─ 1988年11月─ワインブック ─ 1988年12月─写真立て ─
 
 

▲国語 伊住政和トップへ

▲和の学校トップへ