暮しのギャラリー
 

 邂逅という言葉があります。辞書を引くと―思いがけず出会う。めぐりあい―と解説がついています。

人との出会いと同じように物との出会いもまた、数限りなくあるように思われます。

 この菓子器とも偶然出会いました。これは、デンマーク製陶法で名高いロイヤルコペンハーゲンが十九世紀末にデザインをした、大変に美しい逸品です。

 そして昨年復刻製作されるのを機に、名前も「ミッドナイト・サマードリーム」と名付けられました。


 淡い色調をながめていると、むし暑い京都の夏を離れ、まるで別の世界に遊んでいるかのような錯覚さえ覚えます。

 遠く離れた異国の避暑地の静かな夜、この皿の中に住んでいる虫や花たちが、妖精につられて踊りだすと、さわやかな風がいっしょに通り抜けていきます・・・・・。

 少しばかりロマンチックが過ぎたようですが、楽しいおもてなしに使えそうです。

撮影 佐藤裕


1988年1月─ 錫の徳利 ─ 1988年2月─ 鞄─

1988年3月─ 弁当箱─

1988年4月─ ティーカップ─ 1988年5月─ 時計 1988年6月─ 石鹸入れ ─
1988年7月─ ビアマグ─ 1988年8月─ 濃青のカラフ─ 1988年9月─ どんぶり ─
1988年10月─菓子器 ─ 1988年11月─ワインブック ─ 1988年12月─写真立て ─
 
 

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