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邂逅という言葉があります。辞書を引くと―思いがけず出会う。めぐりあい―と解説がついています。
人との出会いと同じように物との出会いもまた、数限りなくあるように思われます。
この菓子器とも偶然出会いました。これは、デンマーク製陶法で名高いロイヤルコペンハーゲンが十九世紀末にデザインをした、大変に美しい逸品です。
そして昨年復刻製作されるのを機に、名前も「ミッドナイト・サマードリーム」と名付けられました。
淡い色調をながめていると、むし暑い京都の夏を離れ、まるで別の世界に遊んでいるかのような錯覚さえ覚えます。
遠く離れた異国の避暑地の静かな夜、この皿の中に住んでいる虫や花たちが、妖精につられて踊りだすと、さわやかな風がいっしょに通り抜けていきます・・・・・。
少しばかりロマンチックが過ぎたようですが、楽しいおもてなしに使えそうです。
撮影 佐藤裕
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