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とうとう、いつの間にか弥生になりました。
この月より、いけばな展が増え始め、春の花々が楽しそうに咲いているのを実感するのです。今年は若手の男性のいけばな同好の方々の花展が開催されます。最初は皆様お忙しい方ばかりなので、長く続くのだろうかと不安に思っていたのですが(実を言いますと・・・)、どうしてどうして、皆様とても熱心で"優等生"でいらっしゃいます。
花をいけるということは、特に男性は最初は抵抗を覚えたり、また何となく難しそうと思われるかもしれません。でも、花をいけるというのは、実は草花に関心を持つというごくささやかなことから始まっているのです。身近な草木と親しみ、思いを寄せ、様々な美を見いだして感動を得ることが基本となります。「花は美しい」という普通に慣らされた目とは違って、花の何が美しいかを深く見つめなければなりません。草木の性情や姿形の美しさ、情緒や風情など自然の美を深く感じ取ることが大切です。「美しい」といっても人の捉え方は様々です。同じ花を見てもその花の色に心惹かれる人、姿の面白さに興味を覚える人といろいろです。でも、内容はともあれ「美」を感じるのが、まず一番大切なことなのです。
花をいける第一歩として、まず、いま在ることによって生まれる感銘を大切に育て上げることにあります。美しいものへの感動があり、楽しんでいける行いの結果として、良い作品が生まれます。型をどうのこうの言う前に、最初に心ありき、感動ありきと考えると花の距離感も縮まり、力を抜いて花と接することができるのではないでしょうか?
伝統文化では、大方は心の動き、即ち感動や人への思いやりから生まれてきています。春は花の多い時です。新しい目で花の新しい美をいっぱい見いだしてほしいと思います。
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春らしい作品です。
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2002.03.08掲載
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