11瓢箪唐草 (開板・江戸中期茶方・町家好み)


唐草文は、もともと中国から渡来したものであるが、室町期にそれが繊細な唐草になり日本化されていった。
瓢箪と唐草を組み合わせたこの文様は、いかにも江戸期の茶人好みである。和紙の色の白色は一般的に無彩色という。
白と共に黒も無彩色であり、色味の特徴を持たないで明暗を表す色である。にごりのない白色は清浄感のある色として使われてきた。
例えば、神具として使う御幣は細く切った純白の紙をはさみ、また、白い馬を神馬としてきたのもその例である。
唐紙によく使う胡粉もこの白色である。

(京都新聞夕刊に平成11年10月〜平成12年3月に連載 したものの転載)



1梅桜散らし 2光琳枝梅 3細渦 4唐松 5朽木雲 6丸梅 7波に鱗鶴
8細露芝 9氷梅 10楓 11瓢箪唐草 12信夫(小) 13荒磯 14青海波
15氷割れ 16紅葉 17若笹 18細竹 19小松葉 20霞雲 21双葉葵