14青海波 (開板・江戸後期・公家好み)

青海波はもともと中国の青海地方の民族文様に由来する山岳文様である。
日本では舞楽の装束に使われてきたのが有名。「凡そ舞楽の装束に在てこの曲の服飾ほど秀美なるものはあらじ、その波文即ち世にいわゆる青海波なり」とある。
和紙の色の納戸色は江戸時代につけられた色名。
語源としては、衣服などをしまう納戸の中の色という説があり、その他、諸説ある。
藍色ほど濃くはなく、中間的なあいまいな青色である。唐紙に使う色としてはかえって上品さが出て使いやすい色である。


(京都新聞夕刊に平成11年10月〜平成12年3月に連載 したものの転載)



1梅桜散らし 2光琳枝梅 3細渦 4唐松 5朽木雲 6丸梅 7波に鱗鶴
8細露芝 9氷梅 10楓 11瓢箪唐草 12信夫(小) 13荒磯 14青海波
15氷割れ 16紅葉 17若笹 18細竹 19小松葉 20霞雲 21双葉葵