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19小松葉
(開板・江戸後期・茶方好み)
冬に入ると庭の苔や土を傷めぬように霜除けに枯松葉を敷き詰める習いがある。
現在でも茶庭には炉開きのころから三月ごろまで敷松葉をする。
茶会などに招かれて茶褐色の松葉に一変した庭の趣に目を見張る思いがするのである。
和紙の香色は平安時代は奥ゆかしい茶色として貴族に愛好された色で、仏教界の色順でも紫についで高い法衣の色であった。
江戸時代になると、一般大衆にまで愛用されるようになった。そのなじみやすい香色は唐紙襖にも、おだやかな和む色としてふんだんに使う。
(京都新聞夕刊に平成11年10月〜平成12年3月に連載 したものの転載)
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