〜パンのいただき方〜

 豪華なレストランでの食事でも、カフェでの軽い食事でも、パンをいただくことが多い。そのパンのいただき方を見ていると、さまざまあるものだと感じる場面がいくつかある。

 まず、バター入れからお皿にバターを取る時、いったんパン皿に取ってからバターを塗る方法と、バター入れから直接バターをパンにのせる方法を見かける。できることならば、パン皿に取ってからのほうがスマートだと思うのだが、違いはこれだけではない。

 どこが違うかというと、パンを一口の大きさにちぎってからバターをのせるか、あるいはパンはちぎらずにバターをのせ、そのままパンにかぶりつくかという点。
どちらが好ましいかといえば、言うまでもなく和洋問わず、食べものに歯型がくっきりついてしまうようなことは避けたいものである。


 また細かいことかもしれないが、一口大にちぎったパンを口に運びながら、もう片方の手で残りのパンを持っているのは、お腹がすいていることをあらわにしてしまっているようで、素敵な振る舞いとはいえないのではないかと思う。

 さらに洋食のマナーからすると、パンはスープをいただいた後からといわれている。なぜならば、パンはメインの料理ではなく、食事と食事の間に口の中をさっぱりさせるためにあるから。

 だからといって、パンを先に食べてはいけないというのではない。仕事の為、急いでランチを頂かなくてはならない状況や軽い食事の時などでは別である。いつでもTPOにあわせることが大切なのである。

 たかがパン、と思いがちだが、メインの料理でないものをスマートにいただくことこそ、素敵な振る舞いにつながる要素があるのではないかと思う。

2002.11.22掲載

stylish礼法
1 ブーツ 2 ネイルサロン 3 膝元 4 女性らしさ 5 贈答
6 素足 7 言葉遣い 8 煙草 9 Eメール 10 コート

11 言葉遣い(2)

12 携帯電話 13 入学式 14 感謝のことば 15 もてなし
16 謝罪のことば 17 化粧室  18 パンのいただき方 19 箸遣い 20 お正月を迎えて