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5.奈良の鹿
奈良公園には一千頭以上の鹿たちが自由奔 放に町中を歩き回っている。こんな町は世界中のどこを探しても他にない。 先日、カナダから友人が訪ねてきた。彼はユーコン川のカヌーガイドだ。鹿はおろか、グリーズリーベアーさえ珍しくない大自然の中で暮らしている。そんな彼でさえ、飛火野で、何の警戒心も持たずに、のんびり草を食む鹿たちを見て感動した。 彼の感動はどうやら、獲物がこんなに無防備で無邪気に草を食んでいる姿にあったよう だ。私のけげんな顔に、彼は慌てて、「冗談、冗談。」 そういえば、数年前にカリフォルニアのモントレー水族館の水槽で優雅に泳ぐ鯛やヒラメを見て私は、「あの魚、刺身にしてわさび醤油で食べたらおいしいぞ。」と舌なめずり して、アメリカ人の友人に、ひんしゅくをかってしまった事を思い出した。 国が違えば生活習慣も異なる。捕鯨の是非をめぐって激しく議論を戦わせたIWCの下関会議。鯨を捕らえる論理と、保護する論理。 互いの文化の違いを理解しあうには、まだまだ時間がかかりそうだ。
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| 野遊びのススメ | ||
| 1 決断 | 2 カヌーを漕ぐ | 3 チベット少数民族モンパ族 |
| 6 社長室は幼稚園バス | ||
| 7 ヒマラヤの川を下る(自然に生きる村人たち) | 8 除夜の鐘 | 9 アウトドア義援隊 |