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本日のお花:花政
「ひなまつり」
白とピンクの桃の花と黄色い菜の花、
紫色のミヤコワスレが一輪アクセントになっています。
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「ひな祭りが過ぎた後も
ひな人形を片付けずにいると結婚が遅れる」というのは、
最近になってから出来た俗説だそうです。
講師の田中さんは、この説について、
女の子の情操教育としての「お片づけ」を教えるために
言われるようになったんじゃないか。と説明されておりましたが、
女性の私には、他にも思うところがありました。
ひな人形を片付けなければお嫁に行けない。
というのは、きっと女の子を夢の世界から
現実の世界へ戻すために言われるようになったのではないかと思うのです。
今回、会場に陳列されたおひな様の他、
参考書籍でもたくさんの美しいおひな様を見る機会がありましたが、
こんなに愛らしいおひな様やお道具類が
家の中にずっと飾られていたら、
女の子はいつまでも大人になれないかもしれないな、
と感じたのです。
現代の日本では、
TVゲームやマンガの登場人物しか好きになれない、
という人もいます。
ゲームの登場人物やお人形は
いつまでも年を取りませんが、
人間は年を取り、少女は大人の女性へと成長していきます。
そして、明日のおかずや、ダイエットや、
近所付き合いなどの現実的な心配事に
囲まれた世界で生きていかなくてはなりません。
ひな祭りというのは、春のひと時、どの年代の女性にも、
少女の頃のような乙女心を思い出させてくれる行事だったのではないでしょうか。
早く片付けないとお嫁に行けないというのは後から作られた俗信なので、
いつまでに片付けないといけない、という決まりは、はっきりとはないそうですが、
お人形を片付けることで、
夢と現実のケジメをちゃんとつけるという事の必要性を問われているように私は感じました。
また、徳川14代将軍、家茂公に嫁いだ皇女和宮さまのお話もとても印象的でした。
当時は「ひいな満て」という行事があり、
女の子は13歳〜14歳になると、ひな祭りから卒業するという意味で、
自分のひな人形を周囲に配るという習慣があったそうです。
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本日の受付のお花:花政
「牡丹が咲いていたから」
大輪の艶やかな牡丹が一輪。
受付に華を添えてくれました。
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皇室から将軍家に嫁いだ和宮さまもこの「ひいな満て」の行事を行ったそうですが、
その後、やはりご自分のおひなさまを恋しがり、
ご降嫁後の江戸城でも、ひな人形を飾ったそうです。
ところが、皇室のひな人形の飾り方は、
平安宮中の名残を残す畳の上にお人形を並べる形式、
壇飾りが主流だった江戸においては、こういった風習の違いによる確執もあったようです。
京都から江戸に嫁いだ和宮さまの心細さを慰めてくれたおひな様は、
現代でも様々な女性達の不安や迷いを慰めてくれているのだと思います。
その家の娘さんのためだけではなく、
きっと初めての育児に奔走するお母さんや、お祖母ちゃん、
そんな全ての女性にとって大切な夢を見る事の出来る行事なのではないかな。と思った回でした。