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杉本家の台所。使い込まれた美しさ。
おくどさんもあります。
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第2部では、各人が自由に
杉本家住宅を見学しました。
お庭や台所、各お部屋など
ゆっくりと見せていただきながら、
質問にも答えていただきました。
杉本家住宅は、
典型的な大きな京町家の造りをしています。
以前、お商売をされていたため、
「店の間」など商家ならではの部分もあります。
格子の上部を切り止めることで
光を多く取り入れている
「糸屋格子(いとやごうし)(別名:京格子)」、
京町家によく見られる
「犬矢来(いぬやらい)」なども見られ、
またひさし部分は「かしき造り」と呼ばれる、
軒下の深い造りになっています。
杉本家では年に2回、
季節を快適に過ごせる室礼にするための
模様替えを行います。
夏の室礼に変えるのは6月末。
すでに7月に入っていましたので、
この日は「夏の室礼」が拝見できました。
京都の夏を
できるだけ涼しく過ごそうと「すだれ」や
「網代」などを使った、
工夫と知恵が随所に見られるお部屋です。
一部の部屋以外にはクーラーがなく、
会場も扇風機とうちわで涼をとっていましたが、
予想以上に心地よく過ごせました。
また、屏風や掛け軸は、
祇園祭の時に使用するものを飾っていただきました。
ひと足早い祇園祭り気分を
味わうことができたのではないでしょうか。
皆さんからは「昔はこんなだったのね」との感嘆の言葉のほか、
「お掃除が大変そう!」という声も上がっていました。
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皆さんの質問に答えられる節子さん。
夏の敷物である「網代(あじろ)」や「油団(ゆとん)」が敷かれていたり
今の暮らしには見ることができないものが、たくさんありました。
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祇園祭の山鉾が描かれた屏風。
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本日のお花:ヒオウギ
花政
祇園祭の時によく使われ、扇に見立てられます
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今回のお菓子は、
三條若狭屋さんの「ちご餅」。
求肥の中に白みそ餡を入れ、
竹串に刺して、表面に氷餅をまぶしたもので、
祇園祭にちなんだお菓子です。
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その後は、「ちご餅」と冷たいお茶をいただきながらのほっこりタイム。
質問もたくさん飛び出します。
問)お庭の手入れなどはどうされていますか?
答)
座敷庭、仏間庭など、庭は複数箇所に別れます。
年数回は職人さんに入ってもらいますが、
日ごろの手入れは家族で行ないます。
常緑樹が多いですが、一部落葉樹もありますし、
花の季節には「花ガラ」もとらなければなりませんので大変です。
問)祇園祭の期間中、子どもはどう過ごすんでしょうか?
答)
山鉾町では、子どもたちに
「粽(ちまき)」を売る当番があります。
この売り子がとっても楽しいんです。
学校がお休みかどうかは地域によりまして、
四条より上手は朝から休み、下手は1限だけあります。
杉本家住宅は四条より下手ですから、
学校から帰ってから参加していました。
このあたりの会社はお休みになりますし、
山鉾町の人たちはお供衆としての役目もありますから
仕事をお休みします。
1週間くらいは仕事が手につかない状態ですが、
町内で山や鉾を守っていくのも大切な役割の一つなのです。
問)子どもの頃と今とでは、風景が変わりましたか?
答)
随分変わりました。
すぐ隣がマンションというわけではありませんが、
四条や西洞院にはビルやマンションが増えました。
風向きや光の入り具合も変わりましたし、
何よりも空が狭くなったと感じます。
最後に、杉本節子さんからの「杉本家保存会」についての告知などもあり、
和気藹々としたムードで閉会しました。
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