蘇芳染め
紅花染め
赤の風景
赤の物語
蘇芳は日本では生育しない植物なので、古くから輸入にたよりながら愛用されてきました。
インド南部やマレー半島などに生育する蘇芳の樹木の芯には赤色の色素が含まれており、それを染めて明礬(みょうばん)、あるいは椿やヒサカキの木などを燃やした灰を使って発色させます。
やや青味のある赤色をごらんください。
蘇芳
まめ科
学名:Caesal pinia sappan
インド、マレーシア原産。まめ科の小高木。幹にはとげが多い。花は黄色。芯材は黄赤褐色。
蘇芳は熱帯から亜熱帯地方に生育する
マメ科の樹木で、いつの時代も輸入にも
たよってきました。 その幹の芯材に
赤色の色素が含まれています。
薄くスライスした芯材と、
たっぷりの水をあわせ
煎じていくと、液は赤くなっていきます。
今回の染めは「板締め」です。
薄く大きな布を小さくたたみ
板を置いて締めます。
液が入りこまないように、きつく
締めていきます。
布は予め明礬という地中から掘り出した
アルミ分を溶かした液の中で
30分ほど、ゆっくり動かし媒染します。
この、染める前に媒染するのが
蘇芳染めの大きな特徴です。
煮出した蘇芳の染液を漉しながらお湯に放ちます。
媒染して水洗した布を
その染液の中に入れます。
見事な赤色に染まっていきます。 媒染と染色を何回も繰り返すことによって、
染め色は濃くなってゆきます。
縛っていた板をはずします。
板の下から染まっていない
元のままの布が現れました。
きれいな四角ができています。
折りたたんで染めていますので
いくつも模様ができました。
紅花よりも少し青味がかった
赤が染めあがりました。
連載
季の彩
〜ときのいろどり〜
基礎知識
青・赤・紫
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色の日本史
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伝統色100色
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