おめでたい鶴の屏風と千歳飴を室礼ました。
鶴亀の絵柄のお皿や置物を飾っても。
 11月になると千歳飴が売られている光景をご覧になることもあるかと思います。この千歳飴の袋には鶴や亀の絵が描かれている場合が多いですが、それらは子供が末永く健康で暮らしていけますようにという思いが込められているのです。

 また11月は鶴が最も多く渡ってきますので季節としてもピッタリです。このように鶴はこの時期の代表的な鳥でもありますので、今月は鶴が描かれている屏風を飾ってみました。但し、このような屏風はどのお宅にもあるというものではないので、屏風に限らず、鶴や亀の絵柄のついたお皿や置物などを飾ってもよいかと思います。
水引は一回ずつのお祝いという思いを込めて、真結び(結び切り)に。
 千歳飴は紅白の水引で結んでから一人膳に飾りました。七つ前は神の子、といわれたように昔は七つまではいつ天に召されるかわからないという考えもあり、七五三はお祝いだけでなく、厄を払う意味もあったのです。髪置、袴着、帯解とそれぞれの人生を各年ごとに祝うという意味を込め、水引の結びは真結びにします。

 亥の子の祝いにも共通することですが、室礼を重く考えてしまっては楽しい発想も浮かばないものです。ご自身のお好きなものを季節の飾りに取り込んでみよう、という気軽なきっかけが素敵なアイデアにつながることでしょう。
千歳飴は京都の豊松堂謹製。昔ながらの手づくりです。