MAIL 暮らしTOPへ 和の学校TOPへ
十七文字の辞典
心の十七文字
俵万智さんにきく
書道の先生のことば
俵万智さん動画
 

 

薄い黄色のジャケットがよくお似合いの俵万智さん。
優しい笑顔がとても素敵です。
今回は俵さんの心に残ることばとともに、短歌について、お仕事について・・を伺いました。





「最初に短歌を作ろうと思ったのは大学で佐佐木幸綱(ささきゆきつな)先生にお会いしたのがきっかけです。佐佐木先生のように今を表現する短歌なら私も作ってみたいなと思いました。」

「書道の先生に言われた言葉が心に残っています。

『書とはなにか、と考えると行き詰まるよ。良い書を書くにはどうしたらいいんだろう、と考えないと物事はうまくいかないよ』

という言葉です。
ちょうどその時、私自身『短歌ってなんだろう』と思って行き詰まっていたので、そうか、って思って。
良い短歌を作るにはどうしたら良いのかと考えると、先が見えてくる気がしました。
良い短歌を作るには、
たくさん本を読まなきゃとか、
自分のアンテナを敏感にしなきゃとか
言葉をみがかなきゃ・・・とか目標が見えてきました。」
「短歌と俳句はどちらも短い詩の形ですが、
一番違うところは、短歌は自分の思いを述べたい人に向いていて、俳句はその思いを抑えて、何か季節や物に託して表現したい人に向いていると思います。」

「似ているところは、どちらも全部説明することはなく、詩の中のエッセンスを受け取った読者がどれだけ読み込んで広げるか、読者が参加して初めて完結するところですね。」

「最近の仕事は、伊勢物語の現代語訳や、
与謝野晶子の短歌を現代の三十一文字におきかえたりしています。」

「今は源氏物語の和歌にスポットをあてて、訳したりエッセイを書いたりしてます。
この秋には奥の細道の芭蕉の句のように、バーチャルな世界を旅して短歌を詠む、という本も出版します。」

「自分の仕事のエネルギーが100だとしたら、基本を短歌として、
あとの1/3は古典を若い世代に手渡すこと、残りの1/3はワクワクする企画を楽しみながらすることでしょうか。」




新しく出版された「101個目のレモン」は30代の俵さんが詰まっているエッセイ集です。
「短歌はジャンプして書きますが、エッセイは日常の素顔に近いですね。」とのこと。
ぜひこの本の中で素顔の俵さんに会いましょう。
俵さんのきれいなサインが入っています。

エッセイ集「101個目のレモン」
 (2001.9 文藝春秋社)


 プレゼントの応募は修了させて頂きました。



俵さんのかわいい腕時計。
なんとドラえもんです。
俵さんがしておられると子供っぽくなくて不思議と素敵です。

優しく静かにお話をしてくださった俵さん。ありがとうございました。

これからも素敵な短歌をお願いします。

http://www.gtpweb.net/twr/ 「俵万智のチョコレートBOX」



撮影協力:パレスホテル
http://www.palacehotel.co.jp

2001.11 掲載