三恵庵
床の間 点前座 会記
観月 長月

九月の趣向は「観月」。
重陽の節句もあるので少し菊のものも合せてみました。水は流れても変らぬ月を軸に見付けて、棗は魯山人の日月椀の意匠を棗に改めたもの。
名月の時節は木賊刈りの時節。茶碗の木賊図で暗に名月を示しています。御好の鳥帽子篭花入に秋の七草を生け、満月のような南鐐の銘々皿に月見団子を盛りつけ、夜学に明りをともして、お月様のおでましを待ちましょう。
観月の宴に御酒はつきもの。六瓢の釜は、延命の酒、六瓢(無病)息災で楽しい一期一会を。
錫縁香合、銀紅重紙釜敷等々、全体に月光を思わせる銀の色をちりばめてみました。
観月の取り合わせ
※今月の取り合わせは「清昌堂やました」東京店でご覧いただけます。(東京店案内図)
床の間
床は観月の宴を催す宮中を偲んで、鳥帽子篭と菊蒔絵の香合。
香合は重陽の菊と宮中の御紋とを懸けて使わせてもらいました。
大宮人の雅を思い、秋草をたっぷりと生けて、お客様と月とに供します。

それぞれの道具の解説
点前座
日月棗は魯山人の煮物椀の意匠を棗に楽しんだもの。
「木賊刈」は秋の季語で、木賊絵茶碗は月を暗喩したものです。判じ物のようですが茶席の話題にもなりましょう。
「籬の露」も月光で銀色に冴え渡るかのようです。

それぞれの道具の解説
お菓子

菓子器 「南鐐青海 銘々皿 竹影堂製」
なんりょうせいかい めいめいざら ちくえいどうせい


南鐐、いわゆる純銀製の青海の銘々皿を、秋の空に浮かぶ満月に見立てて使わせて頂いた。この銘々皿に鶴屋吉信製の月見団子を盛らせて頂いた。

「会記とは、その日の茶会の使用道具一覧表のようなものです。
客はその中から、茶会のテーマを汲み取り、席主の意図に思いをめぐらせ、心づかいに感謝します。

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会記




お道具は「清昌堂やました」にてお求めいただけます。



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