今月の取り合わせ
三恵庵 扁額
床の間 点前座 会記
花に寄せる


四月は茶会には誠に好季節の到来です。
日本人の心を桜色に染める「花」の季節。茶道具も桜に因む品は多々ございます。花の命は短かいとは言え、「初花」から散る花びらの、「花筏」に到るまで、茶趣は実に豊富です。「花に寄せる」は桜尽くしの茶席に致しました。

「風暖かく、花に和して紅なり。」は花見への招待状とも申すべき一行です。また四月には是非一度使ってみたいのが、「隅田川香合」や「透木の釜」。裏千家では流儀のものとして、「裏甲釜」がございます。「桜川」は謡曲にも通じますし、「花衣」は西行法師や貫之卿といった和歌の世界にも遊びます。
お菓子はやっぱり○○より団子。「花紅柳緑」の御好田楽箱に盛って、さあ召し上がれ。

「花に寄せる」の取り合わせ
※今月の取り合わせは「清昌堂やました」東京店でご覧いただけます。(東京店案内図)
床の間

軸は鵬雲斎大宗匠の横幅。桜満開の時期には茶興も一しおです。華やかな季節ですから、花入はかえって地味に。土ものの備前。型物香合番付でなじみの「隅田川」は春の香合の代表として、是非一つは御持ち下さいませ。

それぞれの道具の解説

点前座

裏甲釜は元伯宗旦好み。天命の作で、いり鍋をさかさまにして、底に穴をあけ、それを口とし、底をのちに取り付けて釜に仕立てた。透木に乗せ、炉縁は「花筏」。水指の「桜川」と共に、散る桜の風情に、茶杓の「初花」はさしづめ北国弘前あたりの開花の足音を告げています。

それぞれの道具の解説


 


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「茶道具のいろは<初級編>」茶道具 作家にて、作家プロフィールを紹介しています。
お菓子

菓子:「花見団子 鼓月製」
     はなみだんご こげつせい
器:「鵬雲斎大宗匠箱 御好 田楽箱」
    ほううんさいだいそうしょうはこ おこのみ でんがくばこ

鵬雲斎大宗匠御好の田楽箱に鼓月製の漉餡(こしあん)を紅、緑、小豆色の三色にした花見団子を入れて使いました。
花見の時の料理である豆腐田楽を供する塗物の器を見立てて、昭和五十年にお好みになられたものです。二重になった塗の田楽箱に朱漆で柳の芽吹きを描いております。蓋裏には鵬雲斎大宗匠が朱書きで「花紅」と書かれております。

会記とは、その日の茶会の使用道具一覧表のようなものです。
客はその中から、茶会のテーマを汲み取り、席主の意図に思いをめぐらせ、心づかいに感謝します。

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会記
*「茶道具のいろは<初級編>」茶道具 作家にて、作家プロフィールを紹介しています。




お道具は「清昌堂やました」にてお求めいただけます。



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