私たちの暮らしの中で今も息づいている日本の心。
衣食住さまざまな分野で、静かに力強く受け継がれているその技と、
それにたずさわる人々の思いを京都を中心にご紹介いたします。

《「にほんのこころ」は平成14年から15年にかけて取材させていただきました 》

唐長
11代目千田堅吉さん
襖に施される一種の版画で、桂離宮や寺院、茶室などに現在でも使われています。 現在でも新鮮で洗練された美しさがあります。
麸嘉
6代目小堀正次さん
麸といえば、すきやきに入っていたり、お味噌汁に入っていたりする乾燥した「麸」を思い浮かべますが、もうひとつ「生麸」というものがあるのをご存知ですか?
渡辺邊商店
京葛籠師 
渡辺豪和さん
昔話の「舌切り雀」にも出てくる「つづら」は昔から日本人の入れ物として親しまれてきました。竹などの植物を編んでそれに和紙を貼り、漆などを塗ってできた箱、それが「つづら」です。
一澤帆布
4代目 一澤信三郎さん
帆布(キャンバス地)とは1平米あたり8オンス(227g)以上の綿や麻で織られた厚手の織物です。その帆布を使って業務用の牛乳配達袋から登山用のテントまで、幅広い商品を作りつづけてきたのが「一澤帆布」です。
末富
3代目 山口富藏さん
京都は「お菓子屋はん」「おまん(饅頭)屋はん」「お餅屋はん」の三種類が上手に住み分けている街です。その中で「お菓子屋はん」はおもてなしに使われる菓子を作っています。

丸久小山園
11代目 小山元治さん

奈良時代に中国から伝わった「茶」は、今でも私たちの日常的な飲み物として親しまれています。その中でも「抹茶」は、唯一、葉全体を粉末にしてその栄養素をすべて取り込めるものです。
東山八百伊
2代目 村井明さん
薄く削られた真っ白な千枚漬は、京都の食卓には欠かせない冬の味です。現代の名工に選ばれた村井明さんの手から生み出される千枚漬は、味にうるさい京との人々にも愛されています。
増田徳兵衛商店
14代目 増田泉彦さん
その昔、"伏水"(ふしみ)とも呼ばれたほど豊かな水に恵まれた伏見の里は、京の酒蔵として多くの銘酒を生み出してきました。
十松屋福井
当主 福井芳秀さん
扇子はあおぐ道具と思われますが、能の扇には全く違った意味があります。その美しい意匠と色彩は、能の中で様々な役割を持っています。
岩野平三郎製紙所
3代目 岩野平三郎さん
日本の暮らしは、木と紙の文化だと言われます。その中でも、特に越前和紙はその品質の高さと種類の豊富さが有名です。
吉田染工場
当主 吉田博さん
京友禅の中でも特に高度な技術を要する「摺り染」。それは江戸時代の奢侈(しゃし)禁止令(庶民ぜいたく禁止令)がなければ生まれないものでした。
瓢亭
14代目 橋英一さん
京懐石は料理だけでなく、器、部屋の室礼、おもてなし・・・などあらゆる文化が凝縮されています。


《「にほんのこころ」は平成14年から15年にかけて取材させていただきました 》